射水市にある整体屋さん。一条整体クリニックApa Kabar
始めは立ち姿も歩き方もおかしかった
肩や首のこりが酷くお越しになられた50代男性。見るからに身体がおかしくお店に入ってくるときも歩き方がぎこちなく、足を上げれないのか足を引きずるような歩き方でした。
身体を触らせていただくと背骨が左側へ極端に湾曲を描いていて左の肩甲骨が飛び出すほどの歪みでした。俗にいう「側弯症」です。ご本人も自覚があり幼いころからいろいろ治療院へ行ったが改善できず困っていたようです。
側弯症とは
脊椎(背骨)は、体の横から見ると生理的弯曲(せいりてきわんきょく)といって前後に緩やかにカーブしています。

何も問題なく正常な状態であれば背中側から見ると脊椎はまっすぐです。

しかし、横に曲がっていたり、脊椎がねじれていることもあり、それを脊椎側弯症(側弯症)といいます。
側弯症になると
脊柱が側弯すると負担のかかる筋肉はいつも一緒になり、首や肩がこったり腰痛や背中の痛み、お尻の方まで痛みが出ることもあります。
身体の使い方に偏りがあるので腰の骨(腰椎)の変形を進行させてしまい、脊柱管狭窄症にもなりやすくなってしまいます。
脊柱管狭窄症になると、
- 歩くと腰から脚が痛い・痺れる
- 腰を伸ばすと痛い
などの症状を発症することになります。
同時に長年のひねり動作や中腰動作を繰り返しても脊柱管狭窄症になりやすくなるのでお見知りおきください。
内臓への影響も・・・
胸の骨や肋骨の変形により呼吸器系、循環器系が圧迫され、肺や心臓、血管などの機能が低下するなどの影響がでてきます。
側彎の角度が90度を超えると肺や心臓に大きな負担となり平均余命が短い、というデータもあるので治療が必要になります。
気になる外見
- 肋骨の左右不均等
- 乳房の左右不均等
- 背中や腰や肩の位置が左右不均等
などがあり背骨が曲がることで背骨についている肋骨も同時に曲がります。
肋骨が歪むことで乳房と背中、腰にも左右の不均等が起きやすくなります。
背骨という身体の真ん中が歪むのですから、背骨についてる部位が歪むのも当然ですよね。
最初は左右の肩の高さに気づき、その後に側弯に気づくことが多いようです。。
また、顔への影響もあり、顔(耳・目・頬骨)の位置が左右不均等になっている人が多くおられます。
施術回数は年に2.3回
本来なら側弯症の方は月に2回程お越し頂いているのですが、今回お越し頂いた男性はお仕事が忙しくそんなには来ることが難しいようで来れるタイミングでご連絡を頂く形で継続していくことを決めました。ただし、身体が悪い方向へ行かないようにそして固まらないように体操をなるべく多く生活に取り入れるようにお願いをしました。
生活習慣の改善の重要性
2回目お越し頂いのが1ケ月後で3回目がさらに3ケ月後・・・。その次はさらに広がり初年度こそ5回程お越しくださいましたが、その後は大体年に2.3回のペースに・・・。間隔を開けるのが私の予想より長くなり不安になりましたが、本人は絶好調のようで、立っていても歩いていても、車を運転していても以前とは身体がまったく違うと喜んでおられました。
その結果には骨格調整のみならず体操を続けていてくれたご本人の努力もあったと思います。
実際数年間身体を見ていても酷くはなっておらず前回の続きのような感覚で施術が出来ていました。
年々身体が楽になっている
おそらくご本人は側弯症を治しにいくという感じではなく、身体がどこか痛くなったら調整を受けるという感覚になっていると思いました。そして受けると身体は楽になってしばらくまた頑張れるというような感じです。
本来なら年齢とともに筋力の低下や柔軟性の低下のため側弯症の改善が難しくなるため、私としてはなるべく早く来て欲しいのが本音でした。それがこの方との出会いの中でその考えは変わりました。
焦らなくてもやることをやって頂いていればしっかりと結果が出ると再確認させて頂きました。本人のやりたいスタイルで続けてもらうのもありだと思うようになりました。
継続は力なり
私の意向より1人ひとりと会話の中でどのように施術を進めていくかを決め、お客様続けやすい方法を一緒に考えていかないといけないなと思いました。
期間を詰めて短期間でやるも良し、時間とお金に極力負担の少ない長期の施術も良し、何でも対応できるクリニックでありたいなと思いました。
また、どんなスタイルにも対応できるのはHSTi骨格調整法が原因を見つめる施術だからこそ出来る施術スタイルだなと改めて感銘を受けるとともに自信もつけさせて頂きました。

仕事や育児・子育てで中々時間が作れないとか、費用的な部分で月に何回も来れないなど迷っていおられる方でもやりようはあるのでいつでもご相談ください。