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骨盤を整え膝痛が改善

射水市にある整体屋さん。一条整体クリニックApa Kabar

腰痛と肩こりと右膝の痛みが酷くてお越し頂いた高岡市在住の70代女性。

もともとは腰痛と肩こりだけだったのが最近では左膝まで痛くなってきて、健康のために通っていたスポーツジムも休会するか退会するか悩んでおられました。

身体は丸くなり足はO脚になっている状態でお越しになられた70代女性がどのように改善されたか、同じような症状をお持ちの方に参考になればと思い書いてみたので是非読んでみて下さい。

変貌していく身体・・・

若いころから腰痛持ち

初めて腰を痛めたのは20代の頃に階段から落ちて尻もちを突き腰を痛めたのが発端でした。その時は病院などにはいかず自然に痛みは引いていったけど疲れが溜まったり寒くなるタイミングなどで腰が痛くなるようになったそうです。

そこから7~8年の時が過ぎ腰に激痛が走り整形外科を受診すると腰椎5番がズレて腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。

年々悪化する腰痛

36歳に時にギックリ腰に初めてなりその時は鍼治療に行き痛みが引いたようです。しかし、その4年後40歳の時にまたギックリ腰になり、それからは毎年年に1回はギックリ腰になるようになったそうです。

そのうちに右足の指の付け根に痺れを感じるようになり、また整形外科を受診すると腰椎の2番目と3番目が狭くなっており「脊柱管狭窄症」と診断されたそうです。その頃から腰にコルセットを巻くようになったそうです。

そして、さらに追い打ちを与えるように50歳の時に左膝が痛むようになり水までたまるようになったそうです。水は2回程抜いたが、抜いた後は楽なるがその後また痛くなるので月に1度ヒアルロン酸注射を打つようにしたようです。それでも痛みは引かず悪くはなっていないが良くもなっていないような状態で今までこられたようです。

膝に水が溜まる理由

膝関節内には正常でも数ccの関節液という液体が存在します。この関節液は粘り気がある粘稠性(ねんちょうせい)の液体で、関節の潤滑油の役割や関節軟骨へ栄養を運ぶ役割をしています。

関節液が「水」に!

膝関節内に炎症が生じるとこの関節液が増加し、俗に言う「膝に水が溜まる」状態になります。関節液の粘ちょう性は低下し、本来の関節液の機能は失われて文字通り「水」のような存在になってしまうのです。

膝の痛みの原因に

「水」(本来は関節液!)が溜まると関節の袋である関節包が引き伸ばされ、膝周囲が腫れぼったく、重苦しさを自覚します。
炎症が続いている間は関節内の「水」は貯留し続け、炎症が治まると水は自然に少なくなります。

「水」が多量に長期にわたって貯留し続けると、関節に悪影響を及ぼします。膝の炎症による症状に加え、「水」の貯留による重だるい感じが加わります。

このことから、多量の「水」が長期に溜まり続けると見込まれる時、膝の機能改善と症状の軽減のために医師は「水」を抜く処置をします。異常に増加した「水」を抜くことで膝のだるい症状は軽減します。しかし、炎症が収まるまで水はたまり続けます。そのことから「水を抜くと癖になる」と言われるのです。

その観点からも痛みを取るよりも水を抜くよりも膝関節が炎症する原因を抑えることが必要です。

膝関節が炎症を起こす理由

整形外科などでは「変形性膝関節症」と診断されることが多いのですが、当クリニックでは骨盤の不安定さを1番に疑います。「骨盤の歪み」です。

骨盤が歪み膝関節が不安定に

膝関節というのはとてもシンプルにできており基本的には曲げ伸ばしのみの関節です。ご存じの通りいかなる時も本当によく動く関節です。サッカーなどのハードコンタクトのあるスポーツで事故的に捻る以外はそんなには酷い炎症を起こすことはありません。

それが骨盤の歪みから膝関節まで不安定になりただ単純な歩く・しゃがむ・飛ぶなどの行為で少しずつ少しずつ日常生活の中で炎症を起こす理由になっていることが多いです。始めは寝れば治るくらいで回復していたものが年々追いつかないようになり気が付けば水がたまる状態になっていることが多いです。

骨盤の歪みで股関節の可動域が悪くなり膝に負担

もう一つの歪みから来る理由として骨盤が歪むと股関節の可動性が悪くなり、そうなるとしゃぐむときなどに膝関節主導で動いてしまうことが多くすごく膝に負担が来てしまいます。

これも先ほど同様日常的に繰り返している行動が負担になり回復が追い付かなくなり膝に水がたまる状態になっていることが多いです。

骨盤が安定すれば膝も腰も肩も楽なる

打撲歴のある骨盤

今回の女性は20代の頃の尻もちが切っ掛けで腰痛を発していることもあり骨盤がキーワードなのは間違いありません。

骨盤の歪み腰痛コルセット腹圧の低下O脚・猫背膝の炎症

この流れで間違いないと思い骨盤から頭は向けて施術を繰り返しました。

途中強い痛みがある時がありましたが骨格が奇麗になるにつれ姿勢が良くなり腰や膝の症状も軽減されていきました。月に1回打っていたヒアルロン酸注射もしなくても膝の痛みもなくなりお金も時間の余裕ができて喜んでいただけました。

痛みが消えてからも月に1度続けたら

その後も痛みは消えてもO脚まではキレイになり切れておらず月に1度お越し頂きました。そうすると骨盤が整うにつれてお尻の形が良くなり自然と腹圧も高まったのか適度に胸も張り姿勢がとてもきれいになりました。そして目立っていたO脚も改善されご本にも大変喜ばれていました。

今では膝の痛みも足のしびれも全くありません。時々軽く腰に張りを感じることはありますがすぐに収まるし特に酷くなることはありません。

まとめ

膝自身が変形している、怪我をしている、損傷している、等の要因がなければ膝に出てくる多くの症状は、体からの歪みが原因である可能性が高いです。 運動部の学生に多い悩みの“オスグッド”も、原因を正しく理解し、適切な対処を施せば早期に改善していきます。

症状が出始めて間もない場合なら、1回の施術でもハッキリとした改善傾向を実感する事ができるでしょう。 単純な膝の痛みですと、それ自体のよくあるケースとしては骨盤の歪み、腰椎付近の過緊張、足首付近の動作不良などが原因として考えられます。そして骨格の歪みを調整すことによりほとんどが改善されます。

整形外科などで何度も水を抜いたり膝へヒアルロン酸注射や痛み止めの注射などを行っているが改善しない方や、そこまでする程ではないけど症状が改善に向かわない方、“オスグッド”に悩んでいるが部活(運動)は何とか続けたい方・・・そのようなお悩みは、何もせず様子見をしているだけでは、ハッキリ言って時間の無駄です。 本来あるべき骨格の形に戻りそれが痛みの原因を改善させる近道です。

最後まで読んで下さり有難う御座います。