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若いころから悩まされていた腰痛が解消!横座りの危険性。射水市60代女性

射水市にある整体屋さん。一条整体クリニックApa Kabar

左臀部が痛いとのことで当クリニックへお越し頂いた60代女性。この痛みは昨日今日始まったものではなく、8年前まで遡り整形外科で診てもらったところ「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され2ヶ月弱入院されたそうです。

手術はしなかったそうですが入院の間は運動をせずとにかく安静だったそうです。痛みが酷いときは痛み止めの注射をしてまた安静という状態を繰り返し、日常生活ができるくらいになると退院の許可が出て日常へ戻ったそうです。

しかし、前ほどの痛みになっていないものの腰の痛みは消えておらずお尻まで痛くなり知人の紹介でお越しくださいました。

痛みの原因が重要

お話を伺うとずっと専業主婦をしてきたそうで大きな事故やケガもなく普通に生活してきたそうです。ただ、腰の痛みは若いころからありギックリ腰も数回なっているそうです。その度に接骨院や整形外科に駆け込んで処置をしてもらい安静にして痛みが引いたら元の日常に戻るという感じを繰り返していたそうです。

その間、何ヶ所か整体にもいかれたそうですが特に効果が得られず続かなかったそうです。

身体を見させて頂くと肩の高さがまったく違い骨盤も傾きが酷く腰椎(腰の骨)に大きな歪みが溜まっていました。歪みはハッキリと見えますがこの歪みがなぜできたかがとても重要です。しかし、事故や転倒による打撲や捻挫などのケガはなく後はあるとすれば生活習慣くらいです。

日常生活からできる歪み

そこで、骨盤の歪みが大きいため横座りをしていないですか?と尋ねました。そうするとやはりしていたそうです。

わたしはあまり生活の中に縛りを付けるのは好きではないので特にこれはしないでくださいということは言いません。しかし「横座り」だけはやめて頂くように注意しています。

横座りの危険性

病院や施術院などでは足を組むことや胡坐を組むことも辞めるよう指示を出す先生方もおられるようですが、わたしそれくらいは運動で消せると思っているのでどちらかというと運動習慣を身に付けるように伝えています。

ですが横座りに関しては骨盤をほぼ真横にし頭は真上になるため腰椎に酷いストレスをかけ続けるため危険だと思っています。また嫌なことに同じ方向ばかり足を流すため余計に癖がつきやすくなります。

加齢による悪化

若いときは筋力もあり柔軟性もあるため横座りをしても腰椎は元の位置へ戻っているため症状はあまり出ないこともありますが、年齢を重ねるにつれ筋力も柔軟性も低下するため日常生活の中では腰椎が元の位置に戻りにくくなります。腰椎だけでなく骨盤内にある仙腸関節(仙骨と腸骨でできる関節)や肋骨・頭部にもバランスを取るように歪みができます。

原因が解れば骨格を戻すだけ

この女性の場合酷い状態で仙腸関節・腰椎・肋骨・頭と歪んでいました。当然ですよね?ヘルニアと診断されて安静だけで特に身体は触られていないのですから。しっかりとこの歪みを取らないと痛みが消えるはずがありません。

特に左の仙腸関節の歪みが酷かったので左臀部の痛みはここからきていたのでしょう。

骨盤肋骨(胸椎)腰椎頸椎と歪みを整え施術を数回にわたり続けていくうちに腰・左臀部の痛みが徐々に消えていきました。

生活習慣の改善

自分では何気ない行動でもそれがいつしか痛みの種になることがあります。特に今回お知らせした横座りは必ずと言っていいほど腰に何らかの悪影響をもたらすでしょう。今回お越し頂いた女性にも横座りはしないようにとお伝えしました。

しかし、生活習慣というものはそう簡単に消えるものではありません。もし気付いたときに横座りをしていたら軽く屈伸運動など体操をするように伝えました。そうすることにより悪い習慣が身体に与える影響が減るからです。

まとめ

腰痛に限らず痛みは結果であり、結果には必ず原因があります。原因はさまざまありますが特に腰椎椎間板ヘルニアのような骨が関与している場合はしっかりと骨格を整えることが大切です。

また、歪みは事故やケガだけでなく生活習慣が大きく関与していることがほとんどです。その中でも横座りは腰に悪影響を与え腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などの誘発に繋がりますので決してやらないように努めて下さい。

同じような習慣があるなと思ったり腰痛などで悩んでおられる方はお気軽にご相談ください。

最後まで読んで下さり有難う御座います。