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腰痛と変形性股関節症と戦う高岡市の女性

射水市にある整体屋さん。一条整体クリニックApa Kabar

腰痛と股関節痛と首肩こりが酷く夕方になると足もパンパンに浮腫みずっと辛い思いをされていた30代の女性が高岡市からお越しくださいました。

子どもの頃からの腰痛で苦労

腰痛そして交通事故

腰痛に関しては小学生の頃から感じており、20代前半の時に腰椎椎間板ヘルニアと診断されたようです。またそんな状態から20代後半の頃に車に跳ねられ全身打撲で、左肋骨骨折・頸椎損傷を患い3週間入院されていたようです。入院中はとにかく安静で何か処置をしたといえば牽引したくらいで特に良くなった感じもなく退院してきたそうです。

追い打ちをかけるように左股関節痛

それからは腰痛に首肩こりがプラスされ更に辛かったようです。30代に入りその次に来たのが左の股関節痛です。整形外科で診てもらうと変形性股関節症と診断され、手術も進められたようです。

変形股関節症とは

股関節のクッションの役目を果たしている軟骨の摩耗などにより、骨盤の臼蓋(股関節の受け皿のような部分)と大腿骨の骨頭(先端が丸くなった骨)が変形することで、痛みや動かし辛さ、両足の長さの違いなどが生じる病気とされています。

中高年の女性に起こりやすいが、臼蓋が小さ過ぎるといった臼蓋形成不全などで生まれつき股関節が傷みやすい人なら、若年でも起こり得る。子どもの頃にかかった股関節の病気の後遺症として起こることも。進行を遅らせるための処置を早期に行うことが重要で、薬物療法と併せて筋力トレーニングや体重コントロールなどが行われることも多いです。病気がひどくなって安静にしていても痛みを感じるようになれば、人工関節に置き換える手術を行う。

臼蓋が浅いと言われた

股関節は、大腿骨の骨頭という先端が丸くなっている骨が、骨盤側のくぼんでいる臼蓋というところにフィットしており、その構造によって足を前後左右斜めに動かせるようになっている。歩くことで股関節には負荷がかかるが、正常な状態ではクッションの役割を果たす軟骨が衝撃をやわらげているため、大きな問題は起こらない。加齢などによって軟骨が摩耗すると、少しずつ骨が変形して炎症が起きてしまうことがある。しかし、整形外科では彼女の場合その白蓋が産まれつき浅いと言われたそうで即手術の話になったそうです。しかし、彼女はそれを受け入れずに知人の紹介で「Apa Kabarなら何とかなるかも」と当クリニックを紹介されお越し頂いたそうです。

子どもの頃からの腰痛は骨盤に原因があった

歪みだらけの身体(骨格)

始めに身体を見させて頂くと本当に歪みが酷く、頭の形・肩の高さ・骨盤の形・足の形どれをとってもまともな形はありませんでした。特に足は酷くX脚気味になっており外反母趾気味でもありました。これが足のむくみの原因になっていたのでしょう。またこの足の歪みを作っているのは骨盤の歪みであり、体幹部分の歪みであり頭の歪みでもあります。生まれつき白蓋が浅いのもあるかもしれませんが、とりあえずはこの全身にある歪みを整えることが大切だと思いました。

歪みが多すぎて逆に希望

これだけ歪みを持っていても立っていられるのだから痛いのは当然で、ある程度骨格を整えるだけでもか必ずどこかは楽になると思いました。交通事故も気になりましたが、「生まれつき」というキーワードがどうも引っ掛かり頭から調整に入りました。

頭から骨盤までバランスよく整えて施術が終わり立って頂くと股関節も腰も凄く楽になり大変驚かれていました。1回でこんなに変わるとは思っていなかったらしく本当に感動されていました。しかし、これは落差に過ぎず今までが酷すぎたのです。歪み自体はまだまだあり課題は山積みです。それでも確かに子どもの時から抱えていた腰痛が少しでも楽になるんですから本人からすれば感動して当然かもしれませんね。

足を触っていないのに股関節が楽になる

大腿骨の骨頭が、骨盤側のくぼんでいる臼蓋というところにはまる形になります。まずその土台側である骨盤が歪んでいる状態ではハマるものもハマらない。逆に骨盤が整うと自然とハマることがあるのです。むしろ自然とハマることの方が多いです。そして頭から骨盤が整うことによって腰椎も安定し腰も楽になったのです。これだけ歪みがあれば骨盤矯正だけでは症状は変わらなかったはずです。

骨格のバランスが整うと筋肉の働きも良くなる

骨盤の歪みのせいで股関節周辺の筋肉が緩くなったり固くなったりします。今回の彼女の場合は緩んでいました。それが身体全体のバランスが整うことにより力が入るようになっていました。うつ伏せの時でもお尻が潰れているような形でしたが、施術が終わると少し引き締まったような形になり筋トレした後のパンプアップしているような形になっています。画像を見てもらってもお尻から太もも付近まで細くなってように見えると思います。

施術前
施術後

それは彼女も立っていて感じるようで力感があるとおっしゃっていました。まだまだ骨格を完全に整えるまでに不完全で、X脚気味な足も戻っていないのですが希望が湧いてきたようで喜んでいただけました。その後も彼女には月1回くらいのペースでお越しいただき少しずつ足の形も変わってきました。ということは上が安定してきたということです。最近では股関節は時々痛みを感じますが腰痛・肩こりはまったくありません。顔色も年々良くなっています。

結婚出産も無事終える

そして数年がたち結婚のされ妊娠され無事出産もされました。妊娠中はこれ位出産になるため少し不安がありましたが、妊娠中も継続して施術をおこない事なき終えました。

まとめ

手術までいわれた彼女がここまで回復したのは奇跡ではありません。戻せるものを戻しただけです。

「戻せるもの」それは生活習慣や事故でできた骨格の歪みです。そして彼女場合は生まれつきのモノまでありましたが何とかなりました。手術をしても人工関節になるため股関節の痛みはなくなったと思いますが、腰の痛みは取れなかったと思います。症状との兼ね合いもありますが整形外科的な症状で手術といわれたらまず骨格を見直してみませんか?

例え症状が改善されなくとも前の状態よりは骨格は良い状態といえます。その方が手術もうまく行きそうなイメージができます。わたしは手術せずに改善する事願って施術をしていますが、例え手術をすることになっても骨格をキレイにして外科医が「少しでも手術がやりやすいように」という想いも持っています。