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腰痛と右脚の張りを改善・60代女性

射水市にある整体屋さん。一条整体クリニックApa Kabar

狭窄症と診断された

初めて腰が痛くなったのは10年程前で、徐々に痛みが増してきてこの春から酷くなり大腿部(もも裏)から足全体が痺れてきたそうです。整形外科で出された診断は腰部脊椎管狭窄症と言われたそうです。最近よく耳にする「脊椎管狭窄症」。酷いときは足の痛みで寝れない方もおられます。

腰部脊椎管狭窄症とは

高齢の方に生じやすく、臀部から足の末端にかけて痺れや痛みを引き起こす坐骨神経痛の要因になりやすい症状です。

発症する仕組みは椎間板ヘルニアと変性すべり症の他に椎間板や椎体の変形、椎間関節や靭帯が厚みを増してしまうといった加齢が深く関係しており、

変形や厚みを増してしまう事により神経が通っている脊柱管が狭くなってしまい痛みや痺れを発症します。

脊柱管の内部を通過している神経が圧迫を受けてしまうと腰痛と下半身の痛み、痺れが感じられるようになり加わっている圧の様子が弱い場合は痛みや痺れも小さく問題無く日常生活が営めるものの、圧が強く加わっていると痛みや痺れが強くなりますし、筋力も低下し歩行する事もままならなくなります。

こうした脊柱管狭窄症で併発される事例が最も高いのが、しばらくの間歩行を続けていると足に痺れや痛みが感じられる上に、突っ張った印象で歩を踏み出す事ができなくなる症状であり、一時的に歩けないほどの状態になるものの腰を曲げて休むとすぐに回復するのが特徴的です。このしばらく休むという特徴が病院へいくタイミングが遅くなる要因でもあります。

症状と身体を見比べる

この女性は腰の痛みとみ足に痺れがあります。左ではなく右です。ではなぜ右足に痺れがあるのでしょう。それは身体を見ていけば分かります。最初の画像を見て頂くと何となく身体が右の方で崩れているのがわかるでしょうか?

そしてうつ伏せになって頂き確認すると骨盤が更に大きく歪みました。

右へ大きく流れているような

右肩周辺の歪みは収まり背中の下部もまた大きく歪みました。この残った歪みが腰の痛みや右足の痺れの原因があります。特にこの間の位置している腰椎もまた大きく歪んでいました。これが腰部脊柱管狭窄症の原因です。

大きく歪んだ個所から奇麗に

大きく歪んだ骨盤と背中の下部の歪みを取ると腰椎の歪みもかなり軽くなります。逆に腰椎の歪みだけとっても背中と骨盤の歪みが残っている状態だと、一時的に症状は軽くなってもすぐに痛みは戻ります。

骨盤の調整と背中の調整をし、頭にのバランスを取っていた個所があったのでそこの歪みを取り省いてから腰椎に取り掛かりました。女性に立って頂くと「立っている実感がする!痛みも消えている!!」と驚かれていました。

症状が消えてからが大事…予防策

狭窄症になる歪みができたり症状が出たのはその方の日常生活にとても関連があるので、生活習慣の改善をし今後の対策が重要になります。では、どのような改善策があるかとりあえず二つ紹介します。

腹圧

まず一つ目に「腹圧」です。この腹圧のおかげで私たちヒトは頭のバランスを取りながら二本の足で立つことが出来ています。この腹圧が年齢とともに落ちることにより腰椎への負担が増し、自分の抱えている歪みがもろに腰に影響します。腹圧を意識するには日常的にお腹を凹ませるように意識することが大切です。体幹トレーニングなどでは「ドローイン」といったりします。

体操

二つ目には「体操」です。ただ体操するのではなく一つ目にお話しした「腹圧」意識した状態で体操をやって頂けるととても効果的です。その中でも屈伸運動と前屈運動は小まめにすることをお勧めします。

あきらめない

狭窄症は高齢の方に多いため老化現象の一つととらえられ諦められる方が本当に多いそうです。手術をしてみたけど何も変わらなかったと言われる方もおられました。骨格を調整したり、生活習慣を改善することで少しでも楽に生活できるようになります。せっかく長く生きているのに我慢の連続は本当に気の毒です。あきらめずに取り掛かってみませんか?いつでもご相談ください。

最後まで読んで下さり有難う御座います。